哲学事業「newQ」を開始!

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newQは、株式会社セオ商事がサービスの企画、UI・UXデザイン、編集で実践してきた哲学的なアプローチを独自にまとめ上げた「メタフィジカルデザイン」という手法を用いて、組織や企業のさまざまな活動をお手伝いする哲学事業です。

newQ – 新しい問いを見つけよう

メタフィジカルデザインは、サービスや事業において鍵となる概念やテーマについて、その意味や価値を問い直すことで、より良いデザインやものづくりへとつなげることを目指す手法です。「リサーチ」「問いを立てるワークショップ」「概念工学」といった思考のフェーズと、それを具体的な形に落とし込み、社会に実装していくフェーズがあります。

サービスやプロダクトにおいて鍵となる重要な概念(たとえばオンラインメディアのデザインの場合は「公共」や「情報」など)を取り上げ、歴史上どのような思想や受容の変遷があったのか、 またどのような観点から議論がなされてきたのか調査する「リサーチ」を行います。 そして、 そのテーマを長期的に考えていく上で指針となる問いを見つける「問いを立てるワークショップ」で考えるべきことの本質を捉えます。 また、 近年哲学の分野で研究が進む「概念工学」の手法を用い、 プロダクトやサービスにおいて鍵となる概念を分析し、 時代や実践に即して改良したり、 新たな体験や価値を提案する概念を創造します。 これらのアウトプットに具体的な形を与え、 組織や事業のサービスデザインへと繋げていきます。

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■哲学事業「newQ」立ち上げの経緯

最適な答えは環境や時代とともに変わりますが、「問い」は変化を超えて私たちを導きます。newQはクライアントとともに、組織やプロジェクトが「問い続ける価値のある問い」を見つけ、探究的にサービスデザインや事業を続けていくことをサポートします。

デザインプロセスに哲学的なアプローチを取り入れるというアイデアは、従来のデザイン思考が取り扱う課題の発見、調査といった作業の前段にある「そもそも何を考えていくべきか」と問いを見つけるところからはじめたい、と考えたことがきっかけとなり生まれました。

一度立ち止まって「なぜこのプロジェクトを行うのか?」にはじまり、扱う概念の意味や価値について改めて考えてみることは、後の作業においても非常に有効です。「よいアイデア」や「最適な答え」は環境や時代とともに変わりますが、「問い」は変化を超えて、 私たちが考えつづけるための指針となります。 よい問いを見つけられれば、その時々の課題に応じて最適な答えが見つかります。

メタフィジカルデザインは、これまで一人ひとりがそれぞれの頭の中で考えてきたことを、みんなで行えるようにするための手段です。多くの人が参加できるからこそ、問いを共有し、暗黙の内に前提となっている意味や価値を紐解きながら共感・理解し合うことができます。

また、社会が大きく変化していく中で、私たちが考えたりコミュニケーションする際に用いている多くの概念は、その意味の問い直しや刷新が求められています。メタフィジカルデザインでは、問いを立てるワークショップに加え概念工学の手法を用いて、これまであつかってきた概念を再考し、その概念の改定や新しく提案していくべき定義や使用法を検討します(たとえば”デザイン”という概念に対して、”体験デザイン”という新しい概念を考えるのも概念工学と言えます)。

興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
newQ – 新しい問いを見つけよう

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セオ商事が哲学事業「newQ」を開始!組織で哲学的な思考を深める「メタフィジカルデザイン」体験オンラインワークショップの参加者を募集(募集を締め切りました)